怠惰するセラピストの方が経済的・時間的にゆとりがある?〜頑張る人ほど貧乏になるセラピスト業界〜

本日は真剣になって。

 

 

【怠惰するセラピストの方が経済的・時間的にゆとりがある?〜頑張る人ほど貧乏になるセラピスト業界〜】

 

 

あなたか怠惰している。
あなたは頑張っている。

私は頑張っている。

という評価や自慢話をしてるわけではありません。

もしかすると、一部のセラピストからは猛烈に批判を受ける内容かも知れません。

 

 

ただ、現実のお話。。。

リハビリ職者として5年働いた中で数々の出会いがありました。

 


患者さんはもちろん、技術を切磋琢磨する仲間、患者さんの笑顔・わずかな笑顔に繋がるために頑張る仲間。年の差、経験年数なんて関係なく学ぶ仲間。

 

 

 

一方で、帰ってからはお酒を飲み、週末は自由な時間として遊ぶ先輩も同期も後輩も。

 

 

 
どちらが良い悪いとかではなく、どちらの方も居るのがリハビリ業界です。ですし、リハビリ業界に限ったことじゃなく、どの業界にも居るのだとは思います。

そういう声が私の周りにもあったのが事実です。

 


さて、どちらのセラピストが組織・患者さんに評価されるべきだと、あなたは思いますか?


どちらのセラピストから、あなたが患者だったとしたら治療を受けたい!と思いますか?

 

+ーーーーーーーーーーーーーーーーーー+
私もあなたもきっと同じ答えだと思います。
前者からじゃないでしょうか?
+ーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

 


まだ続きます、現実のお話。

 

同期で入っても、
頑張ってるセラピストも、怠惰しているセラピストも、
どちらのセラピストも給料は全く同じ。

違うのは、、、

 

 
仕事量は頑張ってるセラピストの方が多く、
カルテ数も多く、帰宅時間は遅い。
週末は勉強会に行くために休日返上でかつ自腹で参加する。

 

 

 

給料は同じ。
仕事量は怠惰してるセラピストの方が少なく、カルテ数は少なく、帰宅時間は早い。
週末は空いているからパチンコへ行ったり、ショッピングを楽しむ。

 

 
でも、組織からの評価は同期だから同じ。つまり、同じお給料。

 

 

 

これって普通でしょうか??

 

 

 
経済的にも、時間的にも怠惰しているセラピストの方が随分とゆとりがある。ということです。

 

 

 
僕は、おかしいと思いますよ。

 

 

 

病院の看板とまではいかないにしても、
病院の一戦力であったり、病院の経営に貢献している人の方が経済的にも、時間的にもあっぷあっぷな状態って。

 

  

 

それだったら、みんな勉強しなくなるわけで、
みんな休日返上して、かつ自腹で勉強会なんか行かなくなるわけで。

 

 

だって、その方が随分とゆとりがあるんだから。

 

 

 

これでは、リハビリ職者のモチベーションもいつか下がります。
つまりは、リハビリの質も低下の一途を辿るだけです。

 

そうなれば、良い人財を潰す。ことにもなりかねない。

 

 
頑張っている、結果を出してるセラピストは普通は報われるべきでしょ?

 

 

 
でも、これが現実なんですね。

良くも悪くも。

 

 

患者さんにとっては良い・価値あるリハビリを受けたい!

 

 
リハビリ職者にとっては良いリハビリを提供したい。けれども報われない。だったら、努力なんて辞めちまおうか。

 

って、ならない人も居ますけど、なる人が多いに居るのだと思いますし、その予備軍はもっといるのだと思います。

 

 

 

患者さんに良い・価値あるリハビリを提供出来ない。


在院日数だけが増え、国の医療費を圧迫する。


→結果、国は医療費を削減する。
→結果、病院組織は医療職の給料を下げる。
→結果、頑張ってるセラピストはより貧乏になる。
→結果、怠惰してるセラピストと同じ評価なら、、、と怠惰することを選ぶようになるか離職をする。
→結果、リハビリの質が低下する。

 


まさに、
負のスパイラル。

 

 

だから、本当に頑張ってるセラピストの方々が輝ける場所・環境を創りたい!んです。

ちゃんとした価値交換が出来る場所を。

ちゃんと評価と結果(経済的、時間的)がイコールで繋がる場所を。

 

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慢性疾患専門整体 心優院〜shinyuin〜 院長

全身的治療アプローチ研究会(STA) 会長

セラピスト個別指導塾 Smile  代表

戸田賢齊